石器づくり

石器づくりは、見て覚えるのが一番。
とは言っても、そんな機会はめったにないので、
最初は、数少ない参考書を頼りに試行錯誤するしかない。
随分と古い本だが、国土社刊の小中学生向けの叢書、
「常識より科学へ」第４刊、岩城正夫著「やってみなければわからない」。
岩城氏は原始技術史の研究者、この本に石器のつくり方が記されている。
つくる石器はチョッパー、いわゆる礫石器、
つくるのに１分もかからないとある。
そして、珍しく石器で木の枝を削る写真や、
リンゴの皮をむく写真が掲載されている。
氏曰く、「石器をつくるのは、けっしてむずかしくはありません。
すこし練習するだけで、わたしぐらいにはなれるでしょう。」
でも、その練習方法がわからないのですが。