ハンマー

石器づくりのハンマーは、大きく分けて二種類。
いわゆる硬質ハンマーと軟質ハンマー。
ところが、この硬質、軟質の基準が問題。
一般的には石のハンマーが硬質、
骨や角のハンマーが軟質とされているが、
石の中には角（つの）より軟らかい石もある。
ある研究者の定義が分かり易いかもしれない。
それは、石器の原石より硬い素材のハンマーを硬質、
軟らかい素材のハンマーを軟質ハンマーという。
同じハンマーでも、原石によって区分が変わるかもしれないが、
石器用の原石であれば、まず問題は無いだろう。
打撃痕からハンマーの種類が分かるというが、信じられない。
骨のパンチを石で叩く間接打撃の場合は、どうなる。